sub01_Gallery-03-FC2ホームページ
カラオケ制作
認知症予防として多くの老人ホーム・介護施設で取り入れられているのが、音楽療法です。音楽療法とは、「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の軽減回復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と日本音楽療法学会で定義づけされています。つまり、音楽療法は音楽を聴いたり奏でたり歌ったりするなど、音楽を通じて脳を活性化させるリハビリテーション方法のことです。 老人ホームや介護施設では、音楽を通じて心身の健康を手に入れる目的で積極的に導入されています。 音楽療法によって得られる効果 音楽療法が高齢者施設で取り入れられる大きな目的の一つとして、認知症予防があげられます。音楽が人間の脳に働きかける力は、私達の想像をはるかに超えるものなのです。 ①脳を活性化する 音楽が脳の働きを活発化させるため、脳の血液量が増加し、脳への良い刺激となります。とくに高齢者施設で取り入れられているのが、昔の懐かしい歌や音楽を歌ったり聴いたりすることです。これを音楽回想療法といい、脳が活性化して昔を思い出させ、記憶をよみがえらせることにつながります。 ②身体機能を維持・向上させる 音楽を通して動いたり、歌ったりするなど身体を動かすことで、年齢と共に衰える身体機能の低下を予防することができます。身体の免疫機能向上や自律神経の安定など、さまざまな効果につながるのです。 ③ストレス軽減・リラックス効果 認知症の症状によって引き起こされる不安や緊張といった精神的な乱れを整えることができます。音楽には感情をコントロールする効果があるといわれ、情緒を安定させることが可能です。
inserted by FC2 system